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神のおん母聖マリア                           大祝日 1月 1日



 聖母マリアを「神の母」という称号の許に敬い、その保護を祈り求める習慣は非常に古くからあり、エフェソ公会議(413年)でマリアを「神の母」として宣言して以来、マリアに対する崇敬はいっそう広まった。聖母マリアを神のおん母として祝う祝日は、ローマ教会では7世紀ころに典礼暦に取り入れられた。その後、何回かの名称の変更を経て、1969年の典礼暦の改訂によって初期の伝統に戻り、1月1日に現在の名称で祝われるようになった。主の降誕8日目にあたる典礼を通して、キリスト誕生の秘儀においてマリアが果たした役割を思い起こす日となっている。
 また今日1月1日は、教皇パウロ6世が1968年の新年に、全世界で平和の為に祈ることを呼びかけたことに始まる「世界平和の日」でもある。この日、全世界のカトリック教会は、戦争や分裂、憎しみや飢餓などがなくなり、キリストによってもたらされた平和に満ちた世界が実現するように祈り続けている。